ビジネスメール実態調査2024

グリーティングカードでの年末年始の挨拶を見直そう

クリスマス、お正月。この時期になると、お世話になった方に「何かしらの挨拶をしておこう」という方が増えます。
もともとは年賀状を送ることが多かったわけですが、最近では「虚礼廃止」という号令のもと、年賀状を送らない企業も珍しくありません。

でも、担当者としては何かしらの挨拶をしておきたい。
そのときに、思いつくのがこの電子グリーティングカードです。

「○○さんがあなたにグリーティングカードを送りました」というようなメッセージとともにリンクのURLも一緒にメールで送られてきます。
そのURLをクリックすると、アニメーションが展開され、最後にメッセージが掲載されます。

このようなコミュニケーションは友人同士ならば、もちろん効果的です。
しかし、企業の担当者とのやりとりでは避けた方がよいでしょう。

グリーティングカードを好まない人もいる

年末年始の挨拶がグリーティングカードで届くことも珍しくありません。
「どんなメッセージかな」と思って開封すると「今年もよろしくお願いいたします。」というテンプレートが表示されるだけ。
しかも、何通か受け取っていると同じアニメーションに出会うこともあります。

ビジネスのコミュニケーションは「意味」があるべきです。

どんな気持ちを伝えたいのか。
それは言葉にしないと伝わりません。

グリーティングカードを使うなら、きちんと気持ちを込めたメッセージを書いてみてください。
もし、それができないなら、メールの本文に挨拶を書いて送った方が気持ちが伝わるかもしれません。

グリーティングカードによるメッセージは、受け手としては開封しないわけにいきません。
もしかしたら、重要なメッセージが含まれているかもしれないからです。
しかし、数秒かけてアニメーションを見て、そのあとにテンプレートメッセージが表示されるだけなら相手はガッカリします。

何のためにそのメッセージを送るのか。
それをしっかり考えてくださいね。