ビジネスメール実態調査2025

実際にあったビジネスメールによる情報漏洩の事例

ひとりの社員が送る「お客さまに喜ばれたビジネスメール」も「お叱りを受けるビジネスメール」も、すべて会社を代表した対応として、お客さまには映ります。

それならば、社員全員が、一定以上のビジネスメールスキルを身に付ける必要があります。
ビジネスメールのトラブルは、誰にでも起こりえます。ビジネスメールのマナーやルールを社員全員が理解し、徹底しなければ、いつトラブルが起きても、その被害が大きくなっても、おかしくありません。

ビジネスメールのトラブルで、ニュース報道されたケースも・・・

ビジネスメールの大きなトラブルは、どのくらいあると思いますか?それを調べるために、検索をしてみました。たった5分、調べただけで、驚くほどたくさんのビジネスメールによるトラブル(情報漏洩、誤送信など)が起こっていることが分かります。

よくあるビジネスメールのトラブルとは?

謝罪のプレスリリースを発表したり、ウェブサイトにお詫び文を掲載したりと、ビジネスメールが大きなトラブルに発展しているケースを見かけます。どのようなトラブルが多いのか、まとめました。

BCCとCCの選択ミス

外部に一斉送信をする際に、CC欄とBCC欄を間違えてメールアドレスを選択すると起こりえます。CC欄で同報配信した場合、お互いのメールアドレスが見えてしまうので、情報漏洩になります。BCCで送るべきところを、CCで送ってしまったことによる情報漏洩は、とても増えています。

添付ファイルの選択ミス

添付をする際、ファイル名を確認せず、間違ったファイルを添付して送ってしまったために起こるトラブルです。A社とやりとりしていた顧客情報ファイルを、間違ってB社に送ってしまった。これにより情報の漏洩が起こることがあります。

送付先データの選択ミス

送付先メールアドレスの抽出方法を間違ってしまい、送るべきではない相手に送ってしまったために起こるトラブルです。ケアレスミスであっても、1通のメールが企業の信頼を損ない、取り返しのつかない事態を招いてしまうこともあります。

 

この記事を書いたビジネスメール講師
平野友朗
一般社団法人日本ビジネスメール協会代表理事/株式会社アイ・コミュニケーション代表取締役。メールを活用した営業手法には定評があり、ウェブマーケティングとメールを駆使して5,000社の顧客を開拓。メールの可能性に着目し、蓄積したメールでのコミュニケーション手法を集約したビジネスメール教育プログラムを開発。個人のメールスキル向上から組織のメールルール策定、メールの効率化による業務改善までを手掛ける。 インストラクターの育成にも注力。商工会議所、大学、上場企業などメール教育に力を入れる企業・団体へのコンサルティングや講演・研修回数は年間70回を超える。ビジネスメールをeラーニングや通信講座で学ぶ教材開発にも協力。

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