ビジネスメール実態調査2024

結びの挨拶

定番の結びの挨拶

よろしくお願いいたします。

定番の挨拶です。通常はこの挨拶を使い、状況に応じて表現を変えます。

引き続きよろしくお願いいたします。

メールのやり取りが続くときに使用します。

今後ともよろしくお願いいたします。

メールのやり取りがいったん終了するときに使用します。

それでは、よろしくお願いいたします。

メールに書いたことをうけて、それに対する確認や返事を促すときに使用します。

ご確認よろしくお願いいたします。

確認を促すときに、最後の挨拶でも念押しの意味も込めて使用します。

ご検討よろしくお願いいたします。

検討を促すときに、最後の挨拶でも念押しの意味も込めて使用します。

返信を促す結びの挨拶

それでは、ご連絡をお待ちしております。

メールや電話など手段を限定しない連絡を待つ際の挨拶として使用します。

それでは、ご返信をお待ちしております。

メールでの返信を促す際の挨拶として使用します。

電話の予告を含めた結びの挨拶

後程こちらからお電話します。引き続きよろしくお願いいたします。

メールを送ったあとに電話することをあらかじめ伝えておくことで、電話をかける際の心理的ハードルを下げる効果があります。相手としても、電話がかかってくるときの心構えができます。

来週の月曜日に、こちらからお電話します。それでは、よろしくお願いいたします。

電話をかける期日を伝えることで「いつ電話がくるんだろう」と相手に思わせることがなくなり、電話がかかってくるときの準備ができます。

連絡や問い合わせを促す結びの挨拶

ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

連絡や問い合わせを面倒がったりしないという姿勢を示すことで「連絡がしやすい」「問い合わせがしやすい」という安心感を与えます。

注意が必要な結びの挨拶

取り急ぎ、ご連絡(ご案内、ご報告、ご返事)まで

取り急ぎとは「急いで連絡をします」という意味ですが「本来であれば、お目にかかってお話しするところですが」という意味が込められています。急いでいるので手短に連絡するというニュアンスがあります。メールを送った後に電話をかけるなど、あらためて連絡をする場合は「取り急ぎ」を使っても問題はありません。しかし、その後に連絡をしないのであれば雑な印象を与える可能性があります。状況にあっていない「取り急ぎ」という挨拶は使わない方が無難でしょう。

ご返信は不要です。

メールは相手が読んでいるかどうかが不確かなコミュニケーション手段です。返事がないから伝わっていると思い込み、そこから誤解が生まれることもあります。また、返事をするかどうかは相手が決めることです。返信をする必要があるのに「ご返信は不要です。」と書いてあるから返信がしづらいと感じさせることもあります。送信者は相手に気をつかって入れた挨拶が、かえって受信者を悩ませることもあります。誤解を招いたり相手の負担になる可能性のある表現は控えた方がよいといえます。